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富山市 Y邸新築工事 断熱材充填完了!

こんにちは!セルコホーム富山です。

 

新築工事が進んでいる富山市Y邸では、床・壁・天井の断熱材の充填が完了しました!

 

セルコホームの断熱材にはグラスウールを主に使用しております。

稀に「グラスウールは湿気を含んで落ちたりズレたりするのでは?」という不安の声を聞くことがあります。

確かに数十年前にはそういった事例が起こる住宅があったようですが現在の住宅において、特にセルコホームにおいてはその心配は無用です。

 

では、何が問題でグラスウールはズレ落ちてしまうのでしょうか?

それには大きく分けて「施工問題」・「材質問題」・「躯体内結露の防止策」の3つの観点があります。

 

断熱材施工時の問題

そもそもグラスウールがズレるような、不均一な断熱材施工を行っていることに問題があります。不均一なグラスウール断熱材が湿気を含んで重たくなると自重により隙間に向かってズレ落ちてしまうということになります。

また施工の質が問題になるのはグラスウールだけではありません。例えば発砲ウレタンは湿気に強い断熱材ですが施工時にウレタンの切断面がコーティングされていないと、その断面から湿気により腐食が起こり断熱欠損を起こしてしまうリスクがあります。

どんな断熱材でも完璧なものはありません。施工時にその欠点を補う工夫をしているかが重要なポイントとなります。

セルコホームではグラスウールを施工幅に合わせて切断加工しているため、隙間なくピッタリと施工できるようにし、断熱欠損やズレ隙間を起こすことのないように努めております。

世の中には量産化された袋詰めしたグラスウールを敷き詰める施工をしている会社もあるようですので、どのような質のものをどのように施工しているのかということは確認をしておくと良いでしょう。

 

材質問題

一言に「グラスウール」と言ってもその質の良し悪しは異なり、特にグラスウールは「密度」によって大きく変わります。

一般的にグラスウールの密度は「〇〇K」で表されます。例えば「16K」のグラスウールは1m3が16kgの密度ということになります。つまり数字が大きいほど密度の高い良質なグラスウールとなるわけです。セルコホームでは住宅に使用される最高ランクの32K相当の高性能グラスウールを使用しております。高密度のグラスウールを使用すると断熱性能が高くなるだけでなく外的要因による型崩れが起こりにくくなるため、湿気などによるズレの防止にもなります。

断熱材は種類だけでなく、その質にも意識を向けていただくと良いかと思います。

 

躯体内結露の防止策

先ほどもお話しましたが、そもそもグラスウールがズレ落ちる原因は「湿気を含む」ことにより重みが増すことにあります。「湿気による水滴の発生」、つまり結露が躯体の中で起こっていることがそもそもの問題なのです。

躯体内結露は住宅にとって百害あって一利なしです。建材を腐らせたり断熱材をダメにもします。躯体内結露の防止策をどのように行っているかがどんな断熱材を使用しているか以上に重要なポイントとなります。

セルコホームでは躯体の内側には湿気を通さない「防湿気密シート」、外側には湿気を外に逃がせる「遮熱型透湿防水シート」を施工することで躯体内に湿気を入れず、入り込んでも外に逃がすことで躯体内結露が起こらないように対策を行っています。

 

 

以上の①施工、②材質、③対策の三拍子揃って初めて、安心して長年暮らせる住宅となり得るわけです。

お隣の県にありますセルコホーム金沢では築20年になるモデルハウスがあり、その年数が経過した断熱材の状態が見えるようにもなっているので興味のある方は是非見に来られてください。

その他、経年美化と言われるレンガや無垢フローリングの状態も見ることが出来るので必見です。

 

今回は断熱材を題材にお話をさせていただきました。

近年では大手ハウスメーカーのほとんどが使用しているグラスウール。ネットに様々な情報が出回る時代ですが、正しい情報を基により良いお家づくりとなることを願っております。