富山市 H邸新築工事 断熱材施工と躯体内結露対策について!
こんにちは!セルコホーム富山です。
富山市H邸では躯体内の断熱材充填工事が進んでおります。
こちらは吹き抜け部分の上部に断熱材を施工した写真です。
躯体の隙間に合わせて切り取られたグラスウール(断熱材)をピッタリきっちりとはめ込んでおります。
セルコホームのグラスウールは32K(32kg/m3)という高密度の高性能グラスウールを使用しております。
更に全ての木造住宅・全ての断熱材における天敵である躯体内結露の対策として内側には”防湿気密シート”を施工しております(写真内、透明なシート)。
“防湿気密シート”はその名の通り、「湿気の流入を防ぐ、空気を密閉するシート」です。
これによって室内で生じた湿気が躯体内に侵入するのを防いでいます。
更に結露対策は外側にも施されております。
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こちらは躯体外側に施工した”遮熱型透湿防水シート”の写真です。(写真内、グレーのシート)
“遮熱型”とすることで太陽光の熱エネルギーを遮り、住宅内の温度環境を一定化する一助となっております。
ところでなぜ、内側が「防湿」だったのに対して外側が「透湿」(湿気を透す)シートになっているのでしょうか。
これは、湿気・結露対策をしている躯体内に万が一にも湿気が入ってしまった場合に、躯体の外に湿気を逃がすためであります。
(ちなみに、”防水”シートなので外からの雨などの水は中に透りません。)
こう聞くと、「透す湿気は内⇒外、だけでなく、外⇒内にも透しちゃうのでは?」と思う方もおられるかもしれません。
しかしご心配要りません。特殊な素材で作ってあるため内側にある湿気のみを透し、外からの湿気は透らないようになっております。
アウトドアスポーツがお好きな方ならば「ゴアテックス素材と同じ」と言えばお分かりかと思います。
ゴアテックス素材はテントやジャケット・レインコート・スニーカー等に使用され、雨の侵入を防ぎ、中の湿気を外に逃がしてくれます。
そしてシートと外壁の間に適度な隙間を設けて「通気層」を作ることで効率的に気流による湿気の排出を行っています。
このようにして、セルコホーム住宅は室内で発生した湿気の躯体への侵入を防ぎ、万が一の湿気の発生や侵入があっても躯体外に逃がすようにしっかりと対策をしているのです。
湿気対策・躯体内結露対策は”住宅”においての最重要項目の一つですので、是非お家選びの際にはしっかりとご確認ください。
本日は「湿気・躯体内結露対策」について詳しい内容も書かせて頂きました。
今後も工事の進捗状況と合わせてお家づくりの豆知識もお届けしたいと思いますので楽しみにしていてください!