お家の基礎ってどんなもの??
こんにちは!
セルコホーム富山です。
本日は、「お家の基礎」についてお話したいと思います。
注文住宅の建築で最初に取り掛かるのがこの基礎の工事になります。
基礎の役割
そもそも、基礎ってどんな役割をしているのでしょうか?
基礎の第一の役割として挙げられるのが、
①「地盤と建物の繋ぎ役」です。
お家は、ただ地面の上に建って(乗っかって)いれば良いというものではありません。しっかりと地面と繋がり、地震や強風が起こっても耐えられるものでないといけません。
そして第二の役割として、
②「お家の重さを均等に支える」役割を担っています。
地面の硬さは地盤調査で確認をしますが、全面が均等な硬さであるとは限りません。地面の硬さに偏りがある上に基礎もなくお家を建ててしまうと傾いたり沈下したりしてしまいます。
そんな不安定なお家にならないように必要なのが、しっかりした基礎なのです。
基礎の種類
注文住宅で主に施工される基礎の種類は一般的に2つあります。
一つが「布基礎」で、もう一つが「ベタ基礎」です。
お家の壁や主な柱の下、柱と柱の間の部分のみに基礎を構築するのがこの布基礎です。その他の床下部分などには基礎を作らないので、土がむき出しの状態になります。比較的、コンクリートの使用量を減らせるためコストは安く済み、軽量となるため地盤への負荷も少なく済みます。しかしコンクリートが少ない分、耐震性はベタ基礎に比べて弱く、また土から上がってくる湿気によるカビの発生やシロアリの対策が必要となります。
お家の床下全面に基礎を構築するのがこのベタ基礎です。面で建物全体を支えるため耐震性が高く、地盤強度が比較的弱い地面にもお家を建てることが出来ます。また床下に土のむき出し部分がないため、湿気やシロアリの被害を布基礎に比べて抑えることができます。ただし、コンクリートの使用量が多くなるためコストはかかってしまいます。
弊社では長く強いお家をつくるために基礎はベタ基礎を採用しております。
基礎工事の期間
基礎工事を開始する前にまずは地縄張りを行います。地縄張りは地面上で建物の位置を確認出来るようにする作業のことです。そこから遣り方⇒掘削⇒砕石敷き…と進んでいき、第三者検査も含めてコンクリートが固まり基礎が完成するまで約3週間となります。また重要な役割を担う基礎だからこそ、万が一の不具合発生時のための瑕疵保障なども整備されております。基礎工事の詳細な内容につきましては別の機会に改めてお届けしたいと思います。
基礎って大事!
このように大切なお家を支えてくれる基礎は、安心して暮らせる住まいの陰の立役者です。
なかなか気に掛ける方も多くはない部分かもしれませんがとても重要な役割を担っております。
是非、注文住宅をご契約の際は基礎工事が始まりましたら現場へ足を運んでいただき、これからの生活を支えてくれる基礎が盤石なものとなっているかを確認してみてください。
次回は新たに建築がスタートするお宅の様子をお届け出来るかと思います。
お楽しみに!